足のむくみへのマッサージ

女性のお悩みに多い足のむくみですが

足がむくむことに気づいている方は

まだよいと思います

おからだをみて

足がむくんでいますね・・・

とご指摘しても

「え?そうですか?」と気づいてない方も

いらっしゃいますし、

「むくんでいるかな・・・と

思っていましたが

ずっとこういう状態なので

それが当たり前になっていました‥」

という方もいらっしゃいます

 

基本的には、一日の終わり

夕方になってむくんでいるのは

ある程度は自然なことですが

夜、お休みになって朝、起きた時に

まだむくみが抜けていないようなら

要注意です

 

むくみは浮腫です

浮腫の腫は腫瘍の腫です

浮いて動いているとはいえ

明らかな体液の滞りですから

見過ごしてはいけません

 

人間は動物なのに現代社会では動くことが

本当に少なくなってしまいました

家事も電化され、お買い物にも車、

車ならまだともかく

ネットショッピングなら

指先で済んでしまいます

去年からのコロナ対策もあり

一歩も外に出ずに一日を終えてしまう

ことができてしまいます

 

ふくらはぎは第二の心臓と言われる通り

ポンプ機能があります

 

歩く、動くことでふくらはぎの筋肉は収縮して

下半身の血流を上にあげます

一日中動かないということは

心臓の力だけで全身の血流を動かしている

ということなので

心臓にものすごく負担をかけているのです

 

血流が悪くなると血管の壁にはりついている

老廃物や疲労物質がうまく流れません

そして恐ろしいことに使われなくなった

毛細血管は閉じて、本来するはずの

身体末端まで酸素やホルモンを届け

老廃物を回収する仕事が

できなくなってしまうのです

 

女性に多い下肢静脈瘤は

下肢の静脈の弁が壊れて、

静脈がこぶのように膨らんだ

状態になるもので、

良性の病気ではありますが

だるさ、重ぐるしさ、ムズムズ感など

非常に不快な病気です

その前駆症状といわれる

毛細血管の浮き上がりは

やはり足のむくみのある方に

よくお見受けします

 

私は鍼灸マッサージ師ですが

そうなってしまった患者さんの

下半身を蘇らせるのは、

鍼よりもお灸よりもマッサージが

即効すると思っていますし

実際に「ならまち月燈」での

むくみの治療では

マッサージを主にしています

 

むくみにも軽いむくみと重いむくみがあり、

中には永年のむくみの放置により

ゼリーのような手触りのむくみになっていて

改善が難しいケースもあります

 

どうか、そんな状態になるまでに

しっかりと日々のむくみを解消してください

 

それには、スウェディッシュマッサージの

テクニックがぴったりです

マッサージのテクニックは

大抵求心的(心臓に向けて)行われますが

『つきのあかり』では更に、

足のつま先をセラピストの

大腿の上にあげ傾けた状態で

体液の流動を鼠径部に流す動きを強化します

下部にたまるのは

血流だけではなくリンパ液もですが

リンパ液の流れは大変ゆっくりとしたものなので

それに応じたスピードが必要です

 

しっかりと、専門家の手によって

筋肉を動かすことにより

ご自分では手の届かない深部の滞りに

アプローチしましょう